葬儀社が活用したい!首都圏自治体の省エネ支援策と申請ポイント
前回は葬祭ホールの空調設備更新に使える国の補助金を紹介しましたが、今回は首都圏の自治体の補助金を紹介します。
例えば、東京都では高効率空調などの省エネ設備導入に対して、設備投資額の一定割合を助成する制度があります。埼玉県、千葉県、神奈川県にも空調設備の更新を対象とした支援策があります。各制度によって補助率や上限額、対象設備、申請時期が異なるため、所在地と設備内容に合った制度を選ぶことが重要です。
申請の基本的な手順
省エネ補助金の申請は、一般的に「①制度の確認→②対象設備・要件の確認→③見積取得→④申請→⑤交付決定→⑥契約・工事→⑦実績報告→⑧補助金受領」という流れで進みます。
特に注意したいのが、交付決定前に発注・契約・工事を開始しないことです。交付決定前に契約すると補助対象外となります。また、申請時には現在使用している空調の型式、設置年、消費電力量、新設備の性能などを求められる場合があります。
申請前に確認したい3つのポイント
第一に、補助対象になる設備かを確認しましょう。単なる故障修理や能力増強は対象外です。
第二に、省エネ効果を数値化することです。「電気代が下がる」だけでなく、年間電力削減量やCO₂削減量などが、申請要件の基準を満たしていることが必要となります。
第三に、申請期限と予算残額を確認することです。自治体の制度は「受付期間内なら必ず利用できる」とは限らず、予算到達によって受付終了となる場合があります。今年度の千葉県、神奈川県の補助金は予算枠に達したため8月で募集が終了しました。
葬祭ホールの空調更新を検討している場合は、まず現在の設備の設置年・型式・台数・年間電気料金を整理しましょう。そのうえで自治体の制度を比較し、補助率だけでなく「補助上限額」「対象経費」「申請時期」「省エネ要件」を確認し、次回の申請に向けて早めに準備することが、補助金を有効活用するポイントです。
参考:各都県の補助金比較表
| 自治体 | 制度名 | 補助率・上限額等 | ホームページ情報 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | ゼロエミッション化に向けた省エネ設備導入・運用改善支援 | 申請区分により申請枠は3つ 1.2/3・最大1,000万円 2.2/3・上限2,500万円 3.3/4・上限4,500万円 | https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/zeroemi-shoene/ |
| 埼玉県 | CO₂排出削減設備導入補助金「緊急対策枠」 | (初回枠)1/2・500万円 (リピーター枠)1/2・500万円 | https://www.pref.saitama.lg.jp/a0502/hojokin/r7co2hojo-kinkyutaisaku.html |
| 千葉県 | 業務用設備等脱炭素化促進事業 | (省エネルギー診断)1/2・1,000万円 (簡易自己診断)1/4・500万円 | 26年度募集終了のため、HPも閉鎖。 |
| 神奈川県 | 中小企業省エネルギー設備導入費等補助金 | 1/3・500万円等 | https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ap4/cnt/f7226/shouenesetubihojokin.html |
自社で使えるのか?採択は通りそうなのか?
最適な補助金・助成金は何か?
葬儀社専門の中小企業診断士が、無料診断からサポートいたします。
無料診断・ご質問はLINEから。
👉 詳細・LINEでの無料相談・お問い合わせはこちら


