葬儀社経営コラム第113号
火葬・直葬が増える昨今、売上を上げるための施策とは?

近年、火葬式や直葬といったシンプルな葬儀を選ぶ方が増えています。これにより、葬儀業界全体で単価の低下が課題となっています。しかし、このような状況下でも売上を維持・向上させるための具体的な施策があります。本記事では、そのポイントを整理しました。
目次
火葬式・直葬を選ぶ方を無理に一般葬・家族葬に引き上げない
火葬式や直葬を選ぶ方は、予算や価値観の違いからシンプルな葬送を求めています。そのような方に無理に一般葬や家族葬を勧めると、不信感を招き、逆効果になる可能性があります。
ポイント:
- 顧客の選択を尊重し、ニーズに応じた提案を心がける。
- 火葬式・直葬を選んだ背景を丁寧にヒアリングすることで信頼を構築。
火葬式・直葬の中でも魅力的なプランを作る
火葬式や直葬だからといって単価を下げるだけではなく、付加価値のあるプランを用意することが重要です。
例:
- メモリアルオプション:遺影写真の加工、メモリアルムービー制作。
- 遺骨ケアサポート:手元供養用の骨壺やオリジナルグッズの提供。
- 家族の心をケアするサービス:簡易なグリーフケアの相談窓口をセットに。
これにより、火葬式や直葬でも満足度の高いサービスを提供し、単価アップが期待できます。
無理な営業をしないことで信頼を得る
火葬式・直葬を選ぶ方に対し、強引な営業やアップセルを行うことは避けましょう。必要以上に売り込むと、顧客の不満や悪評につながりかねません。
代わりにするべきこと:
- 顧客が必要としている情報を丁寧に提供。
- 必要なオプションを提案するが、選択の自由を尊重。
- 顧客との信頼関係を第一に考える。
一般葬・家族葬を選ぶ人にはワンランク上を提案
一般葬や家族葬を検討する方には、「ワンランク上の選択」を提案し、そのメリットを具体的に伝えましょう。
メリットの例:
特別なメモリアルグッズや、参列者に感謝を伝えるギフトをセットに。
より個性的で温かみのあるお別れができる演出。
会場の装飾や供花の質を上げることで、心に残る体験を提供。
具体的な例を交えた提案を行うことで、「特別感」を感じてもらい、納得してもらいやすくなります。
アフターケアを徹底し、次のビジネスチャンスを逃さない
火葬式や直葬の顧客であっても、その後のアフターケアを徹底することが重要です。葬儀後のフォローは、次回の利用や口コミによる新規顧客獲得につながります。
具体策:
遺品整理サポート:遺族が困る手続きや遺品整理をサポートするサービスの提供。
法要・仏壇・墓地の提案:火葬式後に必要となる供養アイテムを紹介。
会員プログラムへの誘導:次回の利用割引や終活サポートを含むプログラム。
これにより、「葬儀が終わったら関係が終わる」状態を防ぎ、顧客との長期的な関係を築けます。
まとめ
火葬式や直葬が増える中で、売上を維持・向上させるためには、「顧客の選択を尊重しつつ付加価値を提供すること」が鍵です。無理にプランを押し付けるのではなく、顧客のニーズに寄り添い、満足度の高い体験を提供することで、信頼関係を築きましょう。
また、アフターケアを徹底し、次のビジネスチャンスを逃さないことが、今後の成長に大きく貢献します。火葬式や直葬が主流となる時代においても、葬儀社としての価値を発揮する方法は無限大です!