【葬祭事業者さま向け補助金情報】★速報★中小企業成長加速化補助金 第1回採択結果と次回募集見込み

~葬祭事業者も検討したい「建物費用」も対象となる大型補助金~
第1回公募の採択結果が発表
2025年9月19日(金)、中小企業成長加速化補助金の第1回採択結果が公表されました。
- 申請件数:1,270件
- 採択件数:207件
- 採択率:16.3%(約6.1倍の倍率)
かなり狭き門ではありますが、補助金規模が大きいだけに注目度の高い結果となっています。
採択事業の中には、旅館のセントラルキッチン事業や物流・製造分野の機械化、インバウンド需要を見据えた施設投資などがあり、大胆な投資を伴う計画が多数確認されています。
最大5億円!建物費用も対象
この補助金の最大の特徴は、最高5億円の補助金額と、建物費用が対象に含まれる点です。
対象経費の例:
- 新築・増築を含む建物費用
- 機械装置・システム導入費用
- ソフトウェア費用
- 外注費・専門家費用
補助率は1/2、最低1億円以上の投資が必須となっており、相当規模の計画が前提となります。また、売上10億円~100億円未満の企業であること、一定の賃上げ要件を満たすことも条件です。
審査のポイント
公表された情報によれば、審査の評価軸は以下の3点。
- 経営力 – 企業の実行力や持続性
- 波及効果 – 地域や産業全体への影響度
- 実現可能性 – 投資計画の現実性
特に採択事業者は、年間売上成長率23.7%を計画しているなど、かなり野心的な成長計画を立てている点が目立ちます。
次回募集の見込み
事務局の案内によれば、残り2回程度の募集が予定されています。正式な日程は未定ですが、今回の結果や採択理由が9月末に通知される予定であり、次回申請に向けた重要な参考資料となります。
葬祭事業者にとっての活用ポイント
葬祭業界においても、以下のようなケースで活用の余地があります。
- 新式場の新築・増築(建物費用が対象になるため有効)
- 大型設備投資(冷暖房・収容力強化・物流効率化など)
- デジタル化・DX対応(予約システムや配信設備導入)
規模要件(売上10億円以上)があるため、中堅以上の葬祭事業者向けではありますが、将来的な拡張や地域拠点強化を考える企業にはチャンスとなり得ます。
まとめ
- 第1回採択率は16.3%、狭き門ながら建物費用まで対象の大型補助金
- 補助金額は最大5億円、最低投資額は1億円以上
- 残り2回程度の公募が想定されているため、準備が必要
- 葬祭業界では「新式場建設」「設備強化」「DX投資」に活用可能性あり
次回募集に向け、今から投資計画や必要書類の整備を進めることが肝心です。