インスタで“見える化”。施設やサービスを伝えて問い合わせを増やす方法

近年、葬儀のかたちはますます多様化し、「家族葬」「直葬」「一日葬」など、ご遺族のニーズに合わせたプランが主流になっています。そのなかで、葬儀社が「どんな場所で、どんなサービスを提供しているのか」をわかりやすく伝えることは、以前にも増して重要になっています。
そこで注目したいのが、視覚的に伝えられるInstagramの活用。今回は、施設やサービスを“見える化”して、地域の方々に選ばれる葬儀社になるための投稿ポイントをご紹介します。
目次
施設紹介で安心感を伝える
まず基本となるのが、式場や控室といった施設の紹介です。特に葬儀未経験の方にとっては「どんな場所なのか」が最大の不安要素。写真で明るさ・広さ・清潔感が伝わるだけでも、心理的ハードルは大きく下がります。
投稿アイデア:
- 式場の全景や祭壇の正面、控室の雰囲気が伝わる写真
- 「最大50名まで対応。落ち着いた雰囲気でお見送りいただけます」などの説明文
- 季節ごとの装飾や花のアレンジも、細やかさを印象づけるポイントです。
サービスの流れをステップ形式で紹介
「何をどうすればいいかわからない」という不安を和らげるには、サービスの流れを段階的に見せる投稿が効果的。ご相談から葬儀当日、火葬までの流れをステップ形式でまとめると、安心感が生まれます。
投稿アイデア:
- 「ステップ1:ご相談 → ステップ2:お打ち合わせ → ステップ3:準備」など図解
- 「初めての方も安心。経験豊富なスタッフが一貫してサポートします」と一言添えて
実際の葬儀事例を紹介(プライバシー配慮あり)
ご家族からの許可を得た上で、実際の葬儀の一部を紹介することも、具体的なイメージにつながります。宗教形式や祭壇の違い、ご遺族が工夫された演出などが伝わると、「自分たちならどうしたいか」の想像が膨らみます。
投稿アイデア:
- 手作りのメモリアルコーナーの写真
- 「お花と写真であたたかいお見送り。ご家族の想いが詰まった式でした」といった紹介文
よくある質問を投稿で共有する
「病院から直接、葬儀社に搬送できますか?」「事前に費用の相談はできますか?」など、問い合わせの多い質問に答える投稿は、信頼感を高めるのに効果的。気軽に相談しやすい雰囲気づくりにもつながります。
投稿アイデア:
- Q:「〇〇はできますか?」→ A:「はい、〇〇で対応しています」
- 実際のスタッフ写真や、電話受付中の様子もあわせて投稿すると安心感がアップします。
動画で空気感を“伝える”
施設の雰囲気やスタッフの様子など、写真だけでは伝えきれない魅力を伝えるなら、動画の活用がおすすめです。式場の案内ルートや、祭壇の設営風景などを短い動画で見せることで、「行ってみたい」と感じてもらえるきっかけになります。
投稿アイデア:
- 控室から式場までの案内動画
- 「初めてでも迷わない安心動線をご紹介」など、視点に立ったキャプションを添えて
まとめ|“伝える”ではなく“見せる”時代へ
Instagramは、言葉では伝えにくい雰囲気や想いを、視覚的に届けられるツールです。清潔な施設、丁寧な対応、あたたかな雰囲気——それらを“見せる”ことで、「ここでなら大切な人を安心して送れる」と感じてもらえる葬儀社になります。
まずはスマートフォンで、自社の魅力を切り取るところから始めてみてはいかがでしょうか。