葬儀業界最大の展示会「フューネラルビジネスフェア」で、今年目立ったのは不動産業界の出店でした。相続からの空き家対策、孤独死や自殺による事故物件など、さまざまな切り口で取込を図っています。
アフター相続・不動産を強化する
4度目の緊急事態宣言が発出されるなか、葬儀の単価を上げるのはなかなか難しい状況が続きます。
そのため、アフターをより強化することを実践していきましょう。
今回のフューネラルフェアでも、成仏不動産、住友林業、など不動産に関わる人たちが増えてきました。
ここにも表れている通り、不動産業者にとっては葬儀社が持っている情報が宝の山だと気付いているからです。
不動産にとって、一番重要な情報は「売りたい人」の情報、しかも市場に出回っていない情報、これが入手できれば買い手を探すのはある程度容易に探し出せるのです。
人は亡くなれば、税金がかかる・かからないは別として必ず相続が発生します。
しかも分けるものがなければ不動産を売却してでもお金をつくるしかありません。
だからこそみなさんが接している喪家とのパイプを大切に「相続・不動産」を強化してみてください。
執筆者名:葬儀業界専門コンサルタント 小泉悟志